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成長を感じること ~自閉症の息子の話~

こんばんは、永井です。

今日は、私の息子の常一郎のお話しを書きます。


私の息子の常一郎は、現在中学3年生で、
自閉症という障害を持っています。


小さい時から音にすごく敏感で、
いつも耳をふさいで「あ~」といっていました。
集団行動もできず、
授業や行事にも参加できなかったのですが、
本人たっての希望により、
地元の中学校に行きました。


地元の中学校に入学すると、
見違えるようにとても頑張れ、
自分に自信がつき、
あんなに苦手だった音も、
少しづつ軽くなっていきました。


先生や周りの人に支えられ、
励まされ、
時には家でしっかりとお話を聞いたりしながら、
どんどん新しいことにチャレンジしていきました。


それは、人に強制されるのではなく、
自分で頑張ると決め、
一生懸命に努力を重ね、
そして、みんなとともに、3年間、
とても有意義な時間を過ごしました。


その常一郎が、
「みんなと一緒に高校に行きたい」と望み、
支援学校の分校がある高校に、
受験しました。


その高校は、
面接のみでしたが、
一生懸命に背筋を伸ばし、
はきはきと答える常一郎の姿に、
感激しました。


結果は、
不合格でした。



結果発表の当日、
あまりにもドキドキして見に行けない私を置いて、
常一郎は、
一人で人ごみの中に入っていき、
結果発表を見に行きました。


苦笑いをしながら私のそばに来て、
「お母さん、落ちた。1002番なかった…」
と私に告げに来た常一郎を見て、
残念、悲しい、かわいそう、みじめ・・・・
たくさんの感情が湧いてきました。


この学校に落ちたら、
もう支援学校しか行くところがない・・・
あんなにみんなと一緒に行きたがっていたのに…
体育祭、文化祭、遠足、たくさん、たくさん楽しみにしていたのに…
支援学校に行ったら、今まで頑張った勉強は無駄になる…
あんなに自信を持っていた英語の授業は、二度と受けられない…


『常一郎がかわいそう』の気持ちは、
どんどんあふれてきます。


私立の2次募集を探し出して、
学校を見に行ったりもしてみました。
でも常一郎は『遠いから無理』と、
はっきりといかないと決めました。


「いいの?支援学校でも本当にいいの?」


私の問いに、
常一郎は、きっぱりと答えました。


「俺、支援学校で、立派になる」


なんて、素敵に育ったんだろう…
今をそのまま受け止めて、
その先に進もうと頑張っている、
障がいを持っていても、
いえ、持っているからこそ、
こんなに、立派になったんだ。

息子の言葉に、涙が出ました。



素敵に育ってくれてありがとう。
お母さんが、常一郎に育ててもらっているようです。

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テーマ : メンタルヘルス・心理学
ジャンル : 心と身体

障がい児の心のケア2 ~安心感~

子供が成長するためには、
涙(泣く)ということがとっても大切だと、
ご存知ですか?

子供が、
辛かったり、
何かを訴えたいときに泣き、
お母さんに慰めてもらう。
また、心を受け取ってもらう。

それだけで、
子供は自分自身を、
受け取ってもらっているという
安心感がうまれます。
その積み重ねは、
子供の心をすくすくと育てて行きます。


涙(泣く)ということを、
丁寧に伝えられている、
ワークショップがあります。

ハンデ♡サポの、
コラボレーションメンバーの
下和田実先生です。

下和田実先生のワークショップより、
涙について説明されているところを、
少しだけご紹介します。

303.jpg


例えば、
腕に擦り傷ができたとします。

私たちの体はその傷を治そうとして、
白血球や血小板が働きます。
そして傷は、いつの間にか治っていますね。

これを自然治癒力といいます。

我々の体は、
そんな風に元の健康な体に戻ろうと、
自然に回復していく力を持っています。


それと同様に、
心にも自然治癒力があります。

もし子供の心に
『さみしいよ、苦しいよ、怖いよ』などや、
もっと小さな子だったら
『お腹すいたよ、暑いよ』
などの傷(気持ち)があると、
泣いて訴えますよね。

その訴えを親に受け止め、
慰めてもらうことで、
心の自然治癒力が働き、
自然にその心の傷が治り、
元気を取り戻すことができます。

そして、
泣いて訴える⇒慰められる⇒元気になるを繰り返し
子供の心は
グングン成長していきます。


しかし、我々はどうしても、
子供が泣くと
「泣き止ませなきゃ」と
感じてしまいがちになります。

子供が泣くと、
ごまかして気分を変えようとしたり、
おしゃぶりを与えたり、
背中をトントンして
泣き止ませてあげなくちゃと
頑張ります。

その繰り返しにより、
子供は気持ちを
聞いてもらうチャンスを失うとともに、

「泣いてはいけない」

「泣くのは悪」

「泣いたらお母さんが困る」


いうメッセージを
無意識のうちに
受け取ってしまいます。

その結果、
小さな子供のうちから、
感情の抑制を身につけてしまいます。



なぜこうなるかというと、
多くの親が泣かない子育てを
受けてきたため、
泣声を聞くと、
自分の中で抑え込んでいた、
泣きたい感情が揺れ動かされるからです。

だから、子供が泣くと、
まるで自分が
責められているような気がするのです。


我々は、
この「泣く」という感情表現を
とても大切にしています。


          


下和田先生のワークショップでは、
涙による自然治癒力を、
とてもわかりやすく、
伝えられています。

一部分の紹介でしたが、
機会があれば、
ワークショップに
ご参加ください。

子供の心育てに、
涙が大切なのは、
健常児も、障がい児も、
全く一緒です


お母さんに気持ちを
受け取ってもらう繰り返しで、
自分は大切な存在であるという
自己肯定感
守られている・
分かってもらえているという
安心感がそだちます。


でも、ここで難しいのは、
受け取ってもらえる以前の、

「つらいよ」
「苦しいよ」
「ママに甘えたいよ」


という気持ちを、
表現することが困難なところなんです。

障がいを持つ子供の心は、
健常児と何ら変わりありません。


お母さんがいないと不安だし、
疲れたら甘えたいんです。

なので、
障がいを持つ子供は、
心ではなく、
自己表現自体にハンディを持っているため、
泣くべきところでうまく泣けない、
そのため、
本来お母さんに受け取ってもらえるべき機会を、
逃してしまうことが多いんです。

それはやはり、
心育ちにも影響してきます。

そこで、
その自己表現を、
手助けしながら、
心を受け取ってあげ、
育てていくために、
「心のケア」は重要だといえます。



お試し企画・心のケアワークショップ ~職員対象~


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障がい児の心のケア1 ~ お母さんと僕との関係~

障がいを持つ子供の中で、
人とのかかわりや、
コミュニケーションが苦手な子がいます。

こちらから話しかけても、
まるで聞こえないようにふるまう子。

何か困っていることがあるのだろうけど、
うろうろしたり、
大きな声を上げる子。

急に何かに反応したように、
パニック状態になる子。


そんな風に、
人とのかかわりや、
コミュニケーションが苦手な子供は、
外から見ると、まるで、
「私の事はほっといて」
っていう感じに見えます。

ですが、
実はこれは、
『見せかけの姿』かもしれません。

本当は、
どんなふうに振る舞っている子でも、
心の中では、
いろんなことを感じたり、
想い・願い、
誰かとともに共感したり、
手伝ってほしいと考えています。

なのに、
人に伝える方法を持たない、
もしくは、
人に迷惑をかけられない、
人に伝える自信がない、
…そんな理由で、
自分一人で、
すべてを解決し、
頑張ろうとするために、
『見せかけの行動』で
自分の気持ちを紛らわせようとする、
子供がたくさんいます。



        


私の息子Jは自閉症という障害です。

小さなときは、
手がかからなくて、
タオルを持ったり、
わっかを振り振りしたりと、
自分一人で何時間も遊んでいました。

私は、4人子供がいるので、
ほかの3人に手がかかり、
「Jは、なんて楽な子なんだろう。
助かるわ~」
と、ほったらかしでした。

img022 - コピー


ですが、
ある時期から、
急に泣きだしたら止まらない。
頭を打ち付けたり、
自分の顔をひっかいたりする。
触ると余計暴れる。

という風に、
あの手がかからなかったのは、
なんだったんだ!!!
というぐらいに、
不思議と感じる行動をとりだしました。

実は、私、
Jが楽だったときは、
「この子はまだ小さくて、何もわからないんだ」
「一人で自分の世界に入っているのが好きなんだ」
「そっとしておいても、この子は育つ」

なんてふうに、
考えていたんです

でも、本当は、Jには
ちゃんと気持ちや心があったんです。

J以外の3人は、
生まれたときから、

「お腹がすいた」

「抱っこして」

「ママがいない、不安だよ」

「知らない人、怖いよ」

なんて気持ちを
泣いて私に訴えました。
または、ギュッと私をつかんだり、
手を伸ばしたり、
体全体を使って、
表現してくれました。

Jは、その表現を、
うまく使えなかったんです。
どうやってママに甘えたらいいか、
訴えたらいいか、
安心するためにはどうしたらいいか…

ただ、わからなかったんだと思います。

そのため、
ほかの子供のように、
何か怖いことや悲しいことがあると、
泣いてママに甘えて、
安心感を得る方法もまた、
身に着けてなかったんだと思います。

歩けるようになり、
行動範囲が増えると、
不安なことや、
見て感じることが増え、
ドキドキするのに、
安心感を得られない、
そのため、
いつも心が落ち着かない・・・・
という感じだったように思います。

Jの、心のケアのカウンセリングを始めてから、
『Jは、とてもよく物事をわかっていて、
心にたくさんの伝えたいことがある』
ということに、
びっくりしたのを覚えています。

img022.jpg


見た目では、まるで、
「僕の事はほっといて」
っていう感じに見える子供でも、
実際はたくさんのことを感じ、
人とのつながりからくる安心感や温かさを、
必要としているんだなと、
実感しました。




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知的障害者の心のケアのサポーター『learn ラーン』をよろしく。

参加は、facebookで『永井由希』を検索してくださるか、
boti-boti-ikoka@happy.zaq.jpにメールください。
ちょっと、仲間とつながりたいというあなた!!
よろしくお願いします。




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プロフィール

handesapo

Author:handesapo
ハンデ♡サポは、ハンディキャップ・サポート・ネットワークの略で、
障がいを持つ方が、自分らしく、生き生きと暮らすために必要な、障がいを持つ方への心の援助の提供や、障がいを持つ方と関わっている方への対人援助技術の普及を行っています。
その活動によって、障がいを持つ方が大事な一人の人間として理解され、尊ばれ、大切にされる社会づくりを目指しています。

ハンデ♡サポでは、以下の4つの活動を行っていきます。

1、 障がいを持つ方のカウンセリング(心のケア)を行います。
2、 対人援助技術(心のケア)の普及活動を行います。
3、 療育事業(教育・能力向上)を行います。
4、 セラピー・教室などで趣味・生きがいつくりをめざします。

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