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心の理解1 ~自分を責めたくなる気持ち~

前回は、共感の話をしました。
 (前回見るのはこちら⇒前回ブログ

その中で、我が家の息子Jの中学校への思いと、
私の思いが違い、
息子が苦しんでいた話をしました。

頑張っている息子を応援せず、
つい自分の安心な方向へと導こうとしていた。

なぜ、息子を応援できないのか…
自分は子供を愛していないのか…
なんてできの悪い母親なんだろう…
子供がかわいそう…

自分を責める言葉なんて、
いくらでも出てくるし、
それで自信をなくすこともたくさんできます。

    



でも実は、
障がいのある方も、
全く一緒なんです。

独り言を呪文のように唱えながら歩いたり、
ぴょんぴょん飛び跳ねたり、
いつも無表情だったりしている方も、
見ている限りでは、
自分を責めたり、
自信を無くしたりしているようには見えないかもしれません。

でも、彼らの心にも、
私たちと同じように、
いえ、それ以上に、
自分を責めてしまう暗闇のような気持ちが、
胸を占領していることがあるんです。

次回は、
そんなふうに、
胸を占領してしまう気持ちについて
書かせていただきます。

171.jpg



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テーマ : メンタルヘルス・心理学
ジャンル : 心と身体

障がいのある方の心のケア22 ~共感3~

前回に引き続き、
共感のお話をします。

私の息子Jは、自閉症という障害を持っています。

小さなころから、
音に敏感で、苦手な音が多く、
いつも耳を押さえて音から逃げているような子でした。

そんな状態なので、
小学校のころは、全く通級学級に行けず、
ずっと支援学級で過ごしていました。

ですが、3年前、中学校に入学しました。
これは、本人が、
『みんなと同じ、兄弟と同じ学校に行く』
という強い意志を持っていたので、
実現しました。

ですが、私としては、
こんな障害の重い子が、
中学校になんて通ったら、
かわいそう…
絶対いじめられるんじゃないかな…
と、心配で、
支援学校(障害者のみの学校)への進学を
希望していました。

Jは、中学校で、
とても、とても頑張りました。
じっと座れたことがないのに、椅子に座って勉強し、
ノートを取り、
事業中は黙る。

あたりまえのことなのですが、
そんなこと、小学校ではしたことがありません。

最初こそ、
頑張りに堪えきれず、あふれてしまって、
パニック状態になったことがありましたが、
先生と、本人の必死の努力で、
みんなとともに過ごせる時間がどんどん増えました。

本当にすごい、
自慢の息子です。

ですが、私は、
あまり良い母ではありませんでした。

何かにつけて、
「やっぱり中学校は無理なんじゃないの?
支援学校に変われるよ。」
と、つい言ってしまいます。

入学して、夏休み前くらいだったと思います。

最近Jは、イライラするな~と感じていました。
へたくそな日本語で、
何かすぐにごちゃごちゃ言ってきます。

ある日、
Jに、話を聞いてみることにしました。
Jは、短い言葉などは話せるのですが、
自分の気持ちなどは、
表現できません。

そこで、筆談を使って、
Jに、気持ちを聞きました。

Jの筆談です。

『お母さんは、僕が
中学校に行くのはいやなの?
僕は頑張りたい。
お母さんは、ただ応援していて。』

という内容を書きました。

私はただただ心配なだけなのに…
こんなにJを苦しめていたのか…

と、自分を責めそうになりましたが、
その気持ちはちょっと置いておいて、
その時は、

「そうなんだ。
Jは頑張りたいんだね。
お母さんに応援してほしいんだね。」

と、Jの気持ちを繰り返し、
体をぴったりとくっつけて寄り添いながら、
Jのいじらしい思いを味わいました。

しばらくすると、
つらそうな顔をしていたJは、
すっきりした良い笑顔になりました。

そして、それからも、
とても頑張り、
少しずつですが、
できることが増えていきました。

Jの思いに対して、
自分を責めるわけでもなく、
何かを訴えるわけでもなく、
説得するわけでもなく、
ただ、彼の気持ちに寄り添い、共感する。

それだけで、Jは、
頑張れるんだな。
前に向かって進めるんだなと、
実感した出来事でした。

jyou.jpg





障がいのある方の心のケア21 ~共感2~

前回、アメリカの心理学者カール・ロジャースの
説明する共感の効果をご紹介しました。

『何かを言ったとき、
誰かがそれを真摯に耳を傾け、
なんの決めつけもせず、
責任を背負い込もうとせず、
型に押し込もうとせずに聞いてくれたら、
実にいい気分になる。

…誰かが耳を傾けて聞いてくれると、
私は自分の世界を新しくとらえなおし、
先に進むことができる。
なんともはや驚きだ。
誰かが私の言葉を聞いてくれれば、
どうにも手のつけようがないと思っていた混乱が
スムーズに流れるようになる』


また、このことは、
障がいを持つ方にもぴったり当てはまるとういう話もしました。

では、実際の場面をご紹介します。

通所施設に通うYくんは、
いつもと違う環境が大の苦手です。

いつもと違う場所、
いつもと違う雰囲気、
いつもと違う音楽、
そんな場所には絶対に入れません。

その施設には毎年クリスマス会があり、
施設以外の場所で、
盛大に楽しく開催されます。

クリスマス


案の定、Y君はそのクリスマス会場には毎年入れません。

でも職員は、
Y君にも楽しんでほしい。
せめてみんなのそばで
時間を過ごさせてあげたいと望んで今いた。

毎年、毎年、
「Y君、行こうよ。怖くないよ。楽しいよ。」
と一生懸命誘いますが、
動けなく、
時間ばかりが過ぎていき、
とうとう途中であきらめます。
「Y君、来年は入れたらいいね・・・」

ある年のクリスマス会、
例年のようにYくんは会場に入れず、
外で動けなくなっていました。

その年は、
『Y君は、今年も入れないかもしれないけど、
まあ、それでもいいや。
彼の心に寄り添ってみよう』
と決めていました。

Y君は動かないままじっとしています。
離れて見ているとなにかの塊のように見えるほど、
体の硬さが感じられます。

そっとそばに行き、
硬くなっている肩に手を置き、
しばらく一緒を感じていました。

Y君は、少しいやそうな表情をしますが、
払いのけるまでにはなりません。

なので、調子に乗って、
「中に入るのって、怖いよね~。
だってこんなにたくさんの人がいるもんね。
緊張しちゃうよね~」
と、Y君が感じているんだろうなと思うことを、
話してみました。

しばらく、そのままじっとしたり、
語りかけたりを続けていました。

すると、急に体の力が、すとんと抜けたのが、
手のひらから伝わってきました。

そこで、
「Y君、手伝おうっか」
と声をかけ、少し手を引っ張ってみると、
Y君が、何もなかったように、前に進んでいき、
会場に入っていきました。

うれしいやら、
びっくりするやらで、
思わず涙ぐんでしまいました。


これは、Y君の行動を真摯に受け取り、
強要するでもなく、
非難するでもなく、
ただ彼の気持ちに共感することで、
Y君は、とてもいい気分になったのではないかと思います。

そして、Y君の気持ちが落ち着き、
前に進もうと思うようになったのではないかと、
感じています。

人に共感してもらう。

それはとても素敵なことで、
頑張る力が湧いてくる出来事なんですね。

次回も、共感について、
話を続けさせていただきますね。


ハンデ♡サポ ホームページ


障がいを持つ方の心のケア20 ~共感~

こんばんは、ハンデサポの永井です。

以前、NVC(ノン・バイオレンス・コミュニケーション)の
ワークショップに参加しました。

そのワークショップは、
とても暖かく安心できる空間で、
それまで私が抱えていた重い感情を、
軽くしてくれた、
素晴らしいワークショップでした。

NVC(非暴力コミュニケーション)では、
相手を評価したり決めつけたりするのではなく、
自分が抱いている感情、
自分が必要としていることに耳を傾けることで、
怒りや対立を“互いに思いやる機会"(つながる機会)に変え、
人生をより豊かなものにしてくれます。
~NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 単行本
マーシャル・B・ローゼンバーグ (著),より~


nvc.jpg

この本の中で、「共感」という言葉がよく出てきます。
対人援助の仕事をしている人や、
教育関係の方など、
たくさんの方が、
『共感』という言葉をよく使いますよね。

その『共感』という言葉を、
アメリカの心理学者カール・ロジャースは、
共感とは、自分以外の人の経験や考え方を、
敬意とともに理解することです。」
と説明しています。

また、人が誰かに共感してもらう効果を
次のように述べています。

「何かを言ったとき、
誰かがそれを真摯に耳を傾け、
なんの決めつけもせず、
責任を背負い込もうとせず、
型に押し込もうとせずに聞いてくれたら、
実にいい気分になる。

…誰かが耳を傾けて聞いてくれると、
私は自分の世界を新しくとらえなおし、
先に進むことができる。
なんともはや驚きだ。
誰かが私の言葉を聞いてくれれば、
どうにも手のつけようがないと思っていた混乱が
スムーズに流れるようになる」

この文章を読んだとき、
私自身の中で、とても腑に落ちるものがありました。

カール・ロジャースが語った共感の効果は、
障がいを持つ方と
その支援者にも全く同じことが言えるなということです。

「障がいを持つ方が、
支援者に共感してもらえるだけで、
実にいい気分になり、
自分の世界を新しくとらえなおし、
先に進め、
混乱がスムーズに流れるようになるのです。」

このことは、
あたりまえのようですが、
なかなか難しいことだなとも感じています。

次回も、この共感について、
っとお話しをしていきます。


ハンデサポ ホームページ">ハンデサポ ホームページ


障がいを持つ方と、もっと気持ちのやり取りを大切にしたコミュニケーションを

先日、筆談援助者勉強会のご案内をしました。

「この筆談援助というものは、どんなもの?」
「どんなふうにするの?」
「東田直樹君のやっているのとは違うの?」


33w2.png

と、お考えの方も多いのではありませんか?

筆談援助というのは、
言葉が話せない方、
もしくは言葉は話しても、
それをコミュニケーションとしてうまく表現できない方、
また、お話しを上手にしても、
本当に伝えたいことを人に話せない方
などが援助者に手伝ってもらいながら、
一緒に紙の上で絵や文字を書きます。

そして、描かれた表現を基に、
援助者とユー
ザーのやり取りを行っていくものです。

40039831_35W.jpg


この筆談援助は、
筆談援助の会という団体が、
研修会などを開いて、
筆談援助者を育成されています。

その筆談援助の会の代表である
鈴木敏子さんは、
小さなころから東田直樹君の療育に当たられ、
筆談という技術を身に着けるお手伝いをされた方です。

ダウンロード


筆談援助の会は、
その鈴木敏子さんを中心として、
活動を展開されていますが、
来月開催される、
☆ 筆談援助者勉強会in大阪 ☆には、
この筆談援助の会から
間紗由子さんと七野友子さんのお2人が、
筆談援助をたくさんの方に伝えるために、
勉強会を開いてくれます。

ハンデサポでも、
障がいを持つ方のコミュニケーション技法として
活用している筆談援助。

ぜひ、たくさんの方に
興味・関心を持っていただきたいと希望しています。

ハンデ♡サポ ホームページ">



映画「1/4の奇跡~本当のことだから~」 東大阪市上映案内

11月6日、東大阪市若江岩田駅 イコーラムにて、
東大阪 卒後の学びの場・専攻科を実現する会 かめくらぶ主催
映画「1/4の奇跡~本当のことだから~」が自主上映されます。

携帯画像 863


この映画は、
石川県在住、養護学校教諭の山元加津子さんが語る、
学校の子ども達のお話で、
“いのちの尊さ”
“いのちを生かす大きな存在”にまで触れ、
聞く人の魂を揺さぶり、
全国で感動を呼んでいます。


この映画のストーリーを
映画公式HPの>『heart of miracle』から抜粋して紹介しますね。

養護学校教諭のかっこちゃん(山元加津子さん)は、
学校の子どもたちとの触れ合いの中で、
子どもたちの持っている素晴らしい性質や力に出会う。

それは、私達人間を支えている、
見えないけれど大きな力、生かされている”いのち”、
その尊さを知ることでもあった。



○「生まれた時に着ていた、ピンクの産着が肌にあたって痛かった」と、
  赤ん坊の時の記憶を持つ子ども。

○季節の変わり目や言語を色で見る子ども。

○子ども達には、様々な情報が流れ込むという。

かっこちゃんは、そんな子ども達と接して、
子ども達は何か「本当のことを知っているのではないか」と感じる。


kakko_sakane.jpg
かっこちゃんはある日、
友人であるペルーの天野博物館の理事長、阪根博さんにこう言った。

「私、インカ帝国の謎がわかるよ。」と。


阪根さんはインカのことを数十年、研究しているが、謎はわからないといつも話していた。 
かっこちゃんは、自然や宇宙の声を聞き、
地球の命と一体になって生きていたインカの人の不思議な力と、
学校の子ども達に共通点を感じたのだ。


子どもたちとの交流を語ってもらいながら、
また考古学、医師や科学者のお話も交えて、
病気や障害にも意味があること。

すべてのことやものは必要があって存在していること、
みんなが違っていていい、
そして一人一人が大切で、かけがえのない”いのち”であり、
それを生かす大きな力の存在を、描き出していく。

”いのち”の鍵をそっと開いてくれる感動のドキュメンタリー

kodomo.jpg


私も、5年ほど前に見ましたが、
この世の中に生まれたすべての人には、
生まれてきた意味があり、
大切な命なんだな、
そして、障がいがあってもなくても、
ありのままの自分が、
とても大切で
いとおしい存在なんだなと、
実感した記憶があります。

ぜひ、まだ見ていない方は、
ご覧になってはいかがでしょうか!

申し込み
社会福祉法人 ひびき福祉会
090-9055-2563



ハンデ♡サポホームページ

第11回筆談援助者勉強会in大阪

NHKで、東田直樹さんが、
自閉症児者の心の内と
思うように動かない体や記憶のことを、
伝えてくれました。

ダウンロード


反響は大きく、本も増版だそうです。

大阪ではここ2年間
筆談援助者勉強会を続けてきました。

この学びのメンバーは、
日常を大切にしたやりとりを学びながら、
心を通わす歓びや感動を味わいました。

さらに、
その方が本当に願っている
その年齢らしさの在り方になるような、
日常生活で自制心を支える具体的対応も体験を持ってしてきました。

実際に、筆談ユーザーさんが
学びにお手伝いをしてくださることで、
ユーザーさん本人が
自己肯定感をもつことが、
わかってきました。

人は、人の役に立つことで
どれだけ自分に承認を出せるか、
生きる力を得るかが実現されています。

どうぞ、関心のある方は、
筆談援助者の勉強会にご参加ください。

今回は、関東より、
長く心のケアを実践されている
間紗由子(はざま さゆこ 筆談援助の会スタッフ)さんを、
スペシャルゲストとしてお招きします。

時間も、1時間長くして行います。
みなさま、お誘い合わせの上、お越しください。


日時 : 10月11日(土)10時から17時(昼休憩など含む)
場所 : ホワイエ(大阪 京橋駅徒歩10分 駐車場無し)
研修費 : 7000円(当日)
申し込み : 10月8日までに
  七野友子(筆談援助の会スタッフ)
7tomoko@ezweb.ne.jp tomoko-yuuyuu@sakai.zaq.ne.jp


第11回筆談援助者勉強会IN大阪 申し込み 内容
2014年 月 日

氏名
職業
住所
連絡先 電話・メール

〈アンケート〉
筆談の経験
この勉強会で得たいこと
プロフィール

handesapo

Author:handesapo
ハンデ♡サポは、ハンディキャップ・サポート・ネットワークの略で、
障がいを持つ方が、自分らしく、生き生きと暮らすために必要な、障がいを持つ方への心の援助の提供や、障がいを持つ方と関わっている方への対人援助技術の普及を行っています。
その活動によって、障がいを持つ方が大事な一人の人間として理解され、尊ばれ、大切にされる社会づくりを目指しています。

ハンデ♡サポでは、以下の4つの活動を行っていきます。

1、 障がいを持つ方のカウンセリング(心のケア)を行います。
2、 対人援助技術(心のケア)の普及活動を行います。
3、 療育事業(教育・能力向上)を行います。
4、 セラピー・教室などで趣味・生きがいつくりをめざします。

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