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心の理解7 ~心の葛藤~

障がいのある方の心なのかは、
我々と同じように、
たくさんの気持ちを感じていて、
とても素晴らしい
というお話を以前しました。


ですが、
それと同時に、
『楽したい』
『怠けたい』
『出来たらやりたくない』


という気持ちも、
もちろんあるんです。




我々も一緒ですが、
朝起きて、


「今日もすがすがしい。
頑張って仕事に行こう」


と思ったり、

「あ~今日も仕事か…
だるいな~
行きたくないな~」


と持ったり、
いろんなことを感じたり、
考えたりします。

でも、

「社会人だから、
今日はこの仕事があるから、
嫌だけど、
仕事に行こう・・
本当に嫌だけど・・」


という風に、
結局は頑張ります。

ここで起きているのは、
葛藤です。

行かなくちゃ×行きたくない

の間で葛藤するんです。

そして《社会人だから》
≪私ががんばらくちゃ≫
が勝つんですね。

これを 【 大人心 】 ということにします。

 【 大人心 】 は、私たちの心の奥にあって、
私たちを、
立派に奮い立たせてくれます。

私たちが、
いくら「いやだな~」と思っても、
心の奥にある、
立派な 【 大人心 】 が、
ちゃんと大人としての行動を、
とらせてくれるんです。


これを絵で描くと、
こんな感じになります。


img028.jpg


障がいを持つ人の
心の中はというと…

やはり我々と一緒です。

『この作業めんどくさいな~』
とか、
『学校に行かないで、
一日ダラダラしてたいな~』


とか、

もちろん思います。

『でも行かなくちゃな~』

と思う 【 大人心 】 もちゃんとあります。

ここで、やはり葛藤が起きます。


でも、我々と違うところは、
この「いやだな~」の葛藤に上乗せして、
存在する、
『自信がないよ…』
『僕なんてどうせ…』

なんていう、
自己否定がある場合、
 【 大人心 】 が、『いやだな~の気持ち』
負けちゃうことがあるんです。


 【 大人心 】 
負けちゃったらどうなるか。

もちろん、『いやだな~』の行動が勝ちます。
そして、
行かないという行動に出たり、
嫌々行くから、
大人としての行動が振る舞えなかったりします。


そうしたら、
周りからは、
まるで心の中は、
 【 大人心 】 がないかのように、
わがままだったり、
暴れん坊のように、
とらわれがちになってしまうんです。


img027.jpg


でも、
どんなに 【 大人心 】 がないように見えても、
本当は、心の奥に、
凛と立つ、
すばらしい、
その人だけの、
 【 大人心 】 が存在するんです。


続きは次回に・・・



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テーマ : メンタルヘルス・心理学
ジャンル : 心と身体

障がい児の心のケア4 ~コミュニケーションの話 その2~

コミュニケーションというと、
我々は言語による『会話』
を思い出すことが多いですよね。


「あの子と、コミュニケーション<をとってきて」
といわれると、
一生懸命話しかけたり、
何とか言葉を引き出そうと、
頑張ったりしますよね。

でも実はコミュニケーションっていうのは、
言葉を使うだけでなく、
「さまざまなこと」を
「さまざまな手段」で
「伝え合う」ことなんです。



「心のケア」では、
コミュニケーションをとるのに、
とても
『さまざまな手段』
を使います。


まず一般的な、
『言語』を使うコミュニケーションがあります。

障がいを持っている子供の行動は、
『この子は、何もわかってないかも…』
と、勘違いされやすい
行動をする子供がいます。

でも、実際は、
とてもよくわかっている子供が多いです。

長々と話す内容を
理解できないかもしれませんが、
話の中に出てくる単語や、
ニュアンスを、
とてもよくわかっているなと、
感心することがよくあります。

なので、
『言語』を使ったコミュニケーションは、
普通に行います。


次に、
『体を使ったお話し』
というものをします。

『体を使ったお話し』は、
体に触れたり、
手を持ったり、
抱っこをしたりしながら、
お話をしていき、
子供の体の反応を確かめながら、
コミュニケーションをとっていく方法です。


「何それ?」
と感じるかもしれませんが、
実は、心と体は
とてもつながっているんです。

心の反応は、
体に表現されることが多く、
「心のケア」では、
その体で表現された気持ちを、
大切に取り扱っていきます。


体の反応っていうのは、
例えば、
とっても緊張する場面の後、
肩が凝っていたことに
気付いたことはありませんか?

これは、我々が、
無意識のうちに、
緊張場面に肩に力を入れて、
がんばり、
心を保っているんです。
いわば、緊張場面での、
体の反応です。


また、とっても恥ずかしい場面で、
顔が赤くなったことはありませんか?
別に頭の中で、
『恥ずかしいから、顔を赤くしろ!』
と考えないですよね。
これも無意識に
体が場面に反応しています。


リラックス場面では
体の力が向け、
大好きな人の前では、
心がドキドキします。


このように、
心と体はとても密接につながっており、
私たちの体も、
実は、
とてもおしゃべりなんです。

「心のケア」では、
このおしゃべりな体を使って
お話しすることがあります。

img024.jpg



次に、「心のケア」では、
<筆談援助>
と呼ばれる方法を用いて、
コミュニケーションをとることがあります。


<筆談援助>とは、
援助者が「手」を添えることにより、
その人の気持ちを支え、
「書く」という自己表現を助ける
コミュニケーション方法の一つです。


心の内面を、
文章や文字や絵に表現することにより、
我々が使う表現方法と同じになり、
とても分かりやすく、
気持ちの交流が取れることがよくあります。


        

障がいを持っていても、
気持ち(心)を伝えあうことは、
ちゃんとできます。


ただ、
援助者の技術と感受性は、
大切だと思います。

もし、体験してみたい、
「心のケア」をもっと知りたいと、
感じることがありましたら、
お気軽に、
ご連絡いただくか、
ワークショップにご参加ください。


『お試し企画・心のケアワークショップ』

11月16日(日曜日)
11月20日(木曜日)


場所 大阪都島区『ホワイエ』

案内はこちらをクリックください⇒ 案内



心のケアを知ってもらおう企画!!

しばらくの間、
『心のケア』を知っていただくために、
5名以上の希望者が集まられたら、
「出張・お試し企画・心のケアワークショップ」を開きます。
ただし、大阪府内、限定とさせていただきます。


お問い合わせは下のホームページ内、
問い合わせフォームからお願いします。

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障がい児の心のケア3 ~コミュニケーションの話 その1~

前回の障がい児の心のケア2では、
泣くということ、
そしてそれを
受け取ってもらうことの大切さを、
書きました。

障がいを持つ子供は、
にハンディがあるわけでなく、
自己表現にハンディを持っているため、
泣くべきところでうまく泣けない、
そのため、
本来お母さんや周囲の人に
受け取ってもらえるべき機会を、
逃してしまうことが多いんです。


という話もしました。


今日は、そんな
自己表現にハンディのある子供の
コミュニケーションについて
少しお話しします。


自己表現にハンディがあるというのは、
障害そのものからくる事が多いです。



言葉を話せない。
言葉は話せても、
コミュニケーションとして使うのは難しい。
言葉を話そうとしても、
脳からの口までの、
伝達がうまくいかない・・・




加えて、
伝えたいことがあるのに、
ジェスチャーや非言語(表情・視線など)でも、
表現が難しい子供がいます。


おまけに、
本当はこのことが言いたかったはずなのに、
伝えられない
もどかしさやイライラで、
頭の中が混乱してしまい、
どうしていいのかわからなくなることも多々あります。


もう一つ言うと、
頭が混乱すると、
次は自分ではやりたくない行動を
してしまうことがあります。
つまり、
心が体を
コントロールできなくなってしまうのです。


等々、
コミュニケーションが苦手な子供は、
生まれつきの障がいのため、
コミュニケーションに、
たくさんの困難を抱えていることが多いです。


このように、
コミュニケーションが苦手な子供には、
絵カードや、
マカトンサイン、
補助代替コミュニケーション( AAC)などの、
コミュニケーションツールを
用いる場合があります。

これはとっても有効で、
自分の欲求を伝えるためには、
もってこいのツールだと思います。

また、私の息子にも用いていましたが、
必要不可欠なものだなと、
感じています。


ただ、もう一つ上を行くなら、
これプラス、
気持ちや心を伝えられ、
感情部分のコミュニケーションが取れたら、
もっと充実した生き方ができるのではないかと、
思っています。


       


たとえば、こんな風に
気持ちを分かってもらって、
とてもよかった例があります。


ある男の子は、
お母さんと公園に行っても、
どこにお出かけしても、
ちょっとした隙に、
すぐにどこかに行ってしまいます。




40420549_35W.jpg



お母さんはいつも気を付けているのですが、
あまりの素早さに、
対応がついていきません。

あるとき、
いつも行く公園に出かけました。
案の定、姿が見えなくなりました。
いつもなら、この辺にいるだろうというところを探しても、
子供の姿は見当たりません。

公園中くまなく探しても、
見当たらず、
困ったお母さんは、
近所の交番に走っていきました。

すると、そこに捜していた子供がいました。

普通なら、
全然知らないおまわりさんに抱かれて、
とっても不安で怖いだろと思うのですが、
その子は、
無表情で、
おとなしく抱かれています。


おまわりさんにお礼を言い、
連れて帰ると、
なんだかイライラして、
ぐずぐず言っています。

お母さんは、
『やっぱり、
さすがのこの子も怖かったんだろうな…』
と思い、
「怖かったよね。不安だったでしょ?」
と聞くと、ますますぐずぐず言います。

『なんだか伝えたそうにしているよね…』
と、
「お腹すいてたの?」
「ママに会いたかったの?」
と、
いろいろ聞いてみても、
なんだかしっくりきません。

ちょっと困って、
「なんだかうまくいかないね~」
と、呟いてみると、
その子供が、
じっとお母さんの顔を見ました。

『あれ?もしかして…』

もう一度、
「うまくいかないね~」と
行って見ると、
やっぱりじっと顔を見ています。

「そうなんだ。
うまくいかないな~って、
思って、むしゃくしゃしていたの?」

とお母さんが言うと、
その子は、にこっと笑って、
何もなかったように、
向こうへ行きました。

いつの間にか、
ぐずぐず言っていたのは、
すっかり治っていました。

こんな風に、
気持ちをわかってもらい、
共感してもらうと、
気分が晴れ晴れとすることがあるんですね。




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障がい児の心のケア2 ~安心感~

子供が成長するためには、
涙(泣く)ということがとっても大切だと、
ご存知ですか?

子供が、
辛かったり、
何かを訴えたいときに泣き、
お母さんに慰めてもらう。
また、心を受け取ってもらう。

それだけで、
子供は自分自身を、
受け取ってもらっているという
安心感がうまれます。
その積み重ねは、
子供の心をすくすくと育てて行きます。


涙(泣く)ということを、
丁寧に伝えられている、
ワークショップがあります。

ハンデ♡サポの、
コラボレーションメンバーの
下和田実先生です。

下和田実先生のワークショップより、
涙について説明されているところを、
少しだけご紹介します。

303.jpg


例えば、
腕に擦り傷ができたとします。

私たちの体はその傷を治そうとして、
白血球や血小板が働きます。
そして傷は、いつの間にか治っていますね。

これを自然治癒力といいます。

我々の体は、
そんな風に元の健康な体に戻ろうと、
自然に回復していく力を持っています。


それと同様に、
心にも自然治癒力があります。

もし子供の心に
『さみしいよ、苦しいよ、怖いよ』などや、
もっと小さな子だったら
『お腹すいたよ、暑いよ』
などの傷(気持ち)があると、
泣いて訴えますよね。

その訴えを親に受け止め、
慰めてもらうことで、
心の自然治癒力が働き、
自然にその心の傷が治り、
元気を取り戻すことができます。

そして、
泣いて訴える⇒慰められる⇒元気になるを繰り返し
子供の心は
グングン成長していきます。


しかし、我々はどうしても、
子供が泣くと
「泣き止ませなきゃ」と
感じてしまいがちになります。

子供が泣くと、
ごまかして気分を変えようとしたり、
おしゃぶりを与えたり、
背中をトントンして
泣き止ませてあげなくちゃと
頑張ります。

その繰り返しにより、
子供は気持ちを
聞いてもらうチャンスを失うとともに、

「泣いてはいけない」

「泣くのは悪」

「泣いたらお母さんが困る」


いうメッセージを
無意識のうちに
受け取ってしまいます。

その結果、
小さな子供のうちから、
感情の抑制を身につけてしまいます。



なぜこうなるかというと、
多くの親が泣かない子育てを
受けてきたため、
泣声を聞くと、
自分の中で抑え込んでいた、
泣きたい感情が揺れ動かされるからです。

だから、子供が泣くと、
まるで自分が
責められているような気がするのです。


我々は、
この「泣く」という感情表現を
とても大切にしています。


          


下和田先生のワークショップでは、
涙による自然治癒力を、
とてもわかりやすく、
伝えられています。

一部分の紹介でしたが、
機会があれば、
ワークショップに
ご参加ください。

子供の心育てに、
涙が大切なのは、
健常児も、障がい児も、
全く一緒です


お母さんに気持ちを
受け取ってもらう繰り返しで、
自分は大切な存在であるという
自己肯定感
守られている・
分かってもらえているという
安心感がそだちます。


でも、ここで難しいのは、
受け取ってもらえる以前の、

「つらいよ」
「苦しいよ」
「ママに甘えたいよ」


という気持ちを、
表現することが困難なところなんです。

障がいを持つ子供の心は、
健常児と何ら変わりありません。


お母さんがいないと不安だし、
疲れたら甘えたいんです。

なので、
障がいを持つ子供は、
心ではなく、
自己表現自体にハンディを持っているため、
泣くべきところでうまく泣けない、
そのため、
本来お母さんに受け取ってもらえるべき機会を、
逃してしまうことが多いんです。

それはやはり、
心育ちにも影響してきます。

そこで、
その自己表現を、
手助けしながら、
心を受け取ってあげ、
育てていくために、
「心のケア」は重要だといえます。



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ハンデ♡サポって何者?

今更ながら、
ハンデ♡サポって何者?
というタイトルでお話しします。

ハンデ♡サポは、

障がいを持つ方の支援がしたい~

特に、わかりにくい彼らの内面を、
サポートしたい~

そして、お互い分かりあえて、
幸せな気分を味わいたい~

そんな幸せな気分が味わえることを、
たくさんの人に知ってほしい~



と思っているメンバーが集まり、
障がいを持つ方のカウンセリングをしたり、
対人援助技術『心のケア』を
広める活動をしている
任意団体です。

45298849_30W.jpg

ハンデ♡サポのスタッフは、
まずは私、永井由希

ハンデ♡サポの代表をさせていただいてます。
兄は重度身体障害者、
息子は自閉症、
以前の仕事は障害者施設と、
障がいのある方と、
たくさんの時間を過ごし、
いろんな支援や育児をする中で、
根本的なところは、
「心を支え、お互いに心を育てていくこと」
と実感しています。

これから、よろしくお願いします。


次に、林さん

何をやっても、
バリバリとこなす強者。
できる女!

長年、知的障害を持つ方の
支援にあたってこられ、
愛情と情熱と持ち前の明るさで、
利用者さんの人気を集めてきました。

ハンデ♡サポへの情熱も、
ひときわ。

よろしくお願いします。


続いて、篠田さん

篠田さんは、
なんといっても優しい。

ホわ~っとした空気を醸し出しているのに、
障がいのある方への想いは、
オタクなみ。

独特の雰囲気と熱意で、
長年、
たくさんの障がいを持つ方を、
癒してきました。

これからも、ハンデ♡サポの癒し部門で
活躍してくれることでしょう!!

よろしくお願いします。


そして、ハンデ♡サポには、
強力な、
コラボレーションメンバーがいます。

七野友子先生と、
下和田実先生です。

お二人とも、
障がいを持つ方の支援で、
第一線で活躍されている方々です。

お二人は、
カウンセリングや、
セミナーの講師として活躍していただきます。

よろしくお願いします。

ハンデ♡サポのことと、
メンバーを、
ざっと説明させていただきましたが、
これからもっと、
ハンデ♡サポのことを理解していただけるように、
たくさん紹介させていただきます。


           


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心の理解6 ~私の対応が悪かった…?~

声をかけたら、急にパニックになった。

作業に誘ったら険しい顔をして、
怒りだした。


なんてこと、
障がいを持つ方へアプローチしたときに
出会ったことありませんか?

そんな時、
振り返って、

「この声のかけ方が悪かったのか・・」
「タイミングをもっと考えないと…」
「やっぱりカードを見せて誘わないと…」

などを考えるのではないでしょうか?

もちろんそれも正しいことだと思います。

でも、その一生懸命考えている内容は、
実は、ほんの一部分かもしれません。

unhappy_woman3.png

大分昔の話になりますが、
まだ私が、
障がい者施設に入社したての頃、
ある利用者さんのそばで、
話をしていました。

その利用者さんは、
体を動かせず、
言葉は「いや!はい!」程度しか話せない方でした。

『何とか仲良くならなくちゃ!』
という意気込みで、
あの話、この話をどんどん話しかけ、
どの位置に座ったらいいかを考え
ついには、
「目線を合わせなきゃ」と、
その方の横に寝そべって、
話してみたりしました。

すると、その方が、
すごい形相で怒り出しました。

「うぉ~」
と、大きな声で、
怒りの表現をしています。


何でこんなに怒らせてしまったのか…
私の行動のどこが悪かったのか?
話の内容が、気分を害したのか・・・



などと悩み、
プロセスレコードを書いてみたり、
ヒヤリハットを書いてみたり、
いろいろな角度から分析して考えました

それは、

「この方には、
この対応ならいい。
この対応はよくない。」

という、
マニュアル化というか、
パターン化した対応

望んでいたんだなと感じます。

確実なマニュアル化・パターン化ができれば、
失敗がなくなると思ってたんですね。


でも、
そんなうまくいかないですよね。


利用者さんは、
その時々に気分は変わるし、
相手によっても、
受け入れられる・無理があるし、
相手の表情や、周りの状況によっても、
いろいろと変わってきます。

つまり、心は、どんどん変化し、
一定ではないということですよね。


私もそうですし、
ほかの皆さんもそうだと思います。

今、パートナーの顔を見てニッコリしても、
こちらで子供の顔を見て、
イライラすることもあります(反対もよくありますが・・)。

それは、人間として当たり前のことなんです。

なのに、その時の私には、
そのあたりまえがピンとこずに、
一生懸命、
答えを探していました。

本当は、
少しづつ距離を近づけていき、
一つの話をした時の、
利用者さんの反応は見ては、
もう少し距離を縮めていくといった、
新しく知り合った人に対する行動と、
同じようにしたらいいだけだったのかなと思います。

新しく知り合った人から、
ガンガン話をされて、
その話についていこうと必死になっているところに、
急に横に寝転がられたら、
誰だって、頭に来ますよね~
「失礼だぞ~!」って。


障がいを持つ方と接するとき、
自分を責めて、
行動をマニュアル化・パターン化するよりも、

一つ相手にボールを投げて、
それが返ってくるのか、
ボールに気付かないのか、
それともボールを怖がっているのかなどなど、
相手の反応を見る。


そんな普通のことを、
普通にやっていきたいなと
実感した、出来事でした。


           


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お試し企画・心のケアワークショップ

こんにちは、ハンデ♡サポの永井由希です。


ハンデ♡サポは、
障がいを持つ方の対人援助技術を、
たくさんの方に知っていただくため、
活動をしています。


40076210_35W.jpg


今回、少しでもたくさんの方に、
対人援助技術「心のケア」に、
関心を持っていただけるようにと、

『お試し企画・心のケアワークショップ』
を開催します。

ワークショップは、
11月16日(日曜日)
11月20日(木曜日)

の2回開催を予定しております。


どちらの日も、

午前中職員(障がいを持つ方の支援に当たられている方)対象で、

午後は、障がいを持つ家族がおられる方対象です。


通常、ワークショップは4000円~の
値段設定になっておりますが、
今回は特別企画のため、
参加費1000円とさせていただいております。


障がいを持つ方と関わっておられる方で、

この人は何を考えてるの?
パニックや問題行動に、どう対応したらいいのかわからない…
良い利用者支援って何?
障がいを持つ子を、どうやって育てたらいいの?


などの悩みをお持ちの方、

もしくは、

もっと障害のある方と、
いい関係を築きたい。
仲良くなりたい。


とお考えの方、

障がいを持つ方の人権をもっと考えたい。
自分の施設でも、人権を大切にした支援をしたい。


とお考えの方、


たくさんの方に関心を持っていただけたらと、
願っています。
ピンときたら、ご気軽にご参加ください。


案内チラシです。


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障がい児の心のケア1 ~ お母さんと僕との関係~

障がいを持つ子供の中で、
人とのかかわりや、
コミュニケーションが苦手な子がいます。

こちらから話しかけても、
まるで聞こえないようにふるまう子。

何か困っていることがあるのだろうけど、
うろうろしたり、
大きな声を上げる子。

急に何かに反応したように、
パニック状態になる子。


そんな風に、
人とのかかわりや、
コミュニケーションが苦手な子供は、
外から見ると、まるで、
「私の事はほっといて」
っていう感じに見えます。

ですが、
実はこれは、
『見せかけの姿』かもしれません。

本当は、
どんなふうに振る舞っている子でも、
心の中では、
いろんなことを感じたり、
想い・願い、
誰かとともに共感したり、
手伝ってほしいと考えています。

なのに、
人に伝える方法を持たない、
もしくは、
人に迷惑をかけられない、
人に伝える自信がない、
…そんな理由で、
自分一人で、
すべてを解決し、
頑張ろうとするために、
『見せかけの行動』で
自分の気持ちを紛らわせようとする、
子供がたくさんいます。



        


私の息子Jは自閉症という障害です。

小さなときは、
手がかからなくて、
タオルを持ったり、
わっかを振り振りしたりと、
自分一人で何時間も遊んでいました。

私は、4人子供がいるので、
ほかの3人に手がかかり、
「Jは、なんて楽な子なんだろう。
助かるわ~」
と、ほったらかしでした。

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ですが、
ある時期から、
急に泣きだしたら止まらない。
頭を打ち付けたり、
自分の顔をひっかいたりする。
触ると余計暴れる。

という風に、
あの手がかからなかったのは、
なんだったんだ!!!
というぐらいに、
不思議と感じる行動をとりだしました。

実は、私、
Jが楽だったときは、
「この子はまだ小さくて、何もわからないんだ」
「一人で自分の世界に入っているのが好きなんだ」
「そっとしておいても、この子は育つ」

なんてふうに、
考えていたんです

でも、本当は、Jには
ちゃんと気持ちや心があったんです。

J以外の3人は、
生まれたときから、

「お腹がすいた」

「抱っこして」

「ママがいない、不安だよ」

「知らない人、怖いよ」

なんて気持ちを
泣いて私に訴えました。
または、ギュッと私をつかんだり、
手を伸ばしたり、
体全体を使って、
表現してくれました。

Jは、その表現を、
うまく使えなかったんです。
どうやってママに甘えたらいいか、
訴えたらいいか、
安心するためにはどうしたらいいか…

ただ、わからなかったんだと思います。

そのため、
ほかの子供のように、
何か怖いことや悲しいことがあると、
泣いてママに甘えて、
安心感を得る方法もまた、
身に着けてなかったんだと思います。

歩けるようになり、
行動範囲が増えると、
不安なことや、
見て感じることが増え、
ドキドキするのに、
安心感を得られない、
そのため、
いつも心が落ち着かない・・・・
という感じだったように思います。

Jの、心のケアのカウンセリングを始めてから、
『Jは、とてもよく物事をわかっていて、
心にたくさんの伝えたいことがある』
ということに、
びっくりしたのを覚えています。

img022.jpg


見た目では、まるで、
「僕の事はほっといて」
っていう感じに見える子供でも、
実際はたくさんのことを感じ、
人とのつながりからくる安心感や温かさを、
必要としているんだなと、
実感しました。




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知的障害者の心のケアのサポーター『learn ラーン』をよろしく。

参加は、facebookで『永井由希』を検索してくださるか、
boti-boti-ikoka@happy.zaq.jpにメールください。
ちょっと、仲間とつながりたいというあなた!!
よろしくお願いします。




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心のケアの話4  ~何とかしてあげなくちゃ~

福祉職員が、
障がいのある方の支援をするとき、
いつも考えることは、
『何とかしてあげなくちゃ』
では、ありませんか?

例えば、

楽しませてあげなくちゃ

落ち着いて過ごせるようにしてあげなくちゃ

この作業ができるようにしてあげなくちゃ

ごはんがこの量食べれるようにしてあげなくちゃ

ダイエットできなくちゃ

等々、
何とかしなくちゃのオンパレードではありませんか?

もちろん、
それでお給料をいただいているのだから、
支援をするのは当たり前。
なのかもしれませんが…

今日のお話しは、
そんな一生懸命頑張る
支援者の方の話です。


     


新人職員のRさんは、
Bさん担当です。

Bさんは、
たいくつになると、
靴をほったり、
壁をたたいたりと、にぎやかです。

新人のRさんは、
なんとかその行動を無くそうと、
一生懸命です。

時間の工夫をしてみたり、
レクリエーションの工夫をしてみたり、
シールを使った達成表を作ってみたりと、
一生懸命Bさんへアプローチします。

でも肝心のBさんは、
Rさんの目を盗んでは、
にぎやかな行動を。

日々の頑張りに、とうとう、
くじけそうに…

「私、うまく支援できなくて…
嫌われているんです…」

新人Rさんの言葉に、
先輩は、
「じゃあ、本人に聞いてみようよ」
と、
カウンセリングの時間を作りました。

一通り、
今の苦しさなどを聞いた後、
先輩がBさんに
「ところで、Rさんが、
Bさんと仲良くなれないって、
悲しんでいるんだけど」
と聞いてみました。

Bさんは、言葉を使ったお話しができないので、
筆談援助を使って気持ちを聞いてみました。


『Rさんと仲良くなりたい
うまくできなくてごめんね』


Bさんが筆談援助で伝えた気持ちは、
新人Rさんと、
一緒でした!

お互い、
うまくできなきなくて、
悪いな~と
思っていたんですね。

『何とかしてあげなきゃ』
っていう気持ちは、
とても相手を思って、
一生懸命で、
一途な気持ちで、
とても素敵です。

ですが、
ちょっと立ち止まって、
私のこの気持ちに、
相手がどう感じているんだろうと、
相手の心に、心を澄ませると、
相手の一途な素敵な気持ちも見えてきます。


そうしたら、
もっと、心が楽に楽しくなります。

すると、もっとたくさんのことが
見えてくるようになるかもしれません。

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心のケアの話3 ~問題行動改善に向かった事例~

前回は、
心のケアの効果として、
『障がいを持つ方が楽になります』
『援助者、親が楽になります』

というお話をしました。


楽になるというのは、
心にゆとりが生まれます。

心のゆとりは、
相手を思いやる
気持ちの余裕ができます。

それによって、
もっとお互い気分の良い関係が、
作られていきます。


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次は、
そういった事例を紹介します。

Lさんは、通所施設に通われていて、
こだわりや、
儀式的行動がとても強く見られる方でした。
また、緊張場面になると、
パニック状態になったり、
自分の手を噛んだり、
相手を殴ったりしてしまいました。

なので、
職員はその方の対応を、
とても慎重にしていました。

視覚支援が有効な方だったので、
スケジュール提示や、
指示書などの使用、
構造化などはばっちり役に立っていました。

ですが、
スケジュールが変更した場合や、
ご本人が嫌いなこと(通院や嫌なレク)などの時には、
とっても慎重に、
顔色をうかがいながら、
提示します。

だけど、やっぱり嫌なものは嫌。
「い~!!」となったり
「わ~!!」となったりします。
(なんだかわからない表現ですが・・)

このままでは、Lさんと
仲良くなれない、
もっといい支援がしたいと、
心のケアのカウンセリングを行っていました。

カウンセリングは、
とっても大変でした。

実は、
自分の手を噛んだり、
相手をたたいてしまうということは、
すごく苦しい気持ちを、
常に心に溜めて、
一人で我慢して、
我慢して、
そして溢れてしまった、
とっさの行動なのです。

なので、
Lさんの心の中には、
苦しい気持ちが、
とってもたくさん渦巻いていました。

今まで、
一人ぼっちで我慢して、
心にふたをしていたのに、
カウンセリングでその蓋を緩めたもんだから、
苦しい気持ちが、
どんどんあふれてきます。

「自分がちゃんとできない苦しさ。
本当は、みんなのように
共に活動に参加したい気持ち。」

そんな気持ちがどんどんあふれてきます。

Lさんの、
その苦しさを、
職員たちは受け止め、
慰め、
励まし、
支えました。

すごく大変だったのですが、
それと同時に、
こんな苦しさを抱えていたんだということを、
知れる喜びも大きかったんです。

そして、カウンセリングが終わった後、
お互いゆったりとした時間を過ごせました。

その時の感覚は、
職員はLさんを愛おしく感じ、
Lさんは職員に、
優しい視線を投げ、
そばに寄ってほしいと伝えました。

まだ、胸のざわざわが残っていそうでしたが、
そんな風に、
カウンセリングを何度か繰り返しました。

それによって、
Lさん自身が表現がとても上手になってきました。
今まで、パニックという形でしか、
表現できなかったことを、
職員の周りをうろつく、
声をかける、
という行動で伝えてくれるようになりました。

苦手な活動も、
職員の姿が見えると、
頑張れるようになりました。

また、職員も、
Lさんの行動で、
Lさんの心を理解できたり、
Lさんの気持ちに寄り添い、
支えることができるようになり、
職員が自信を持って、
Lさんの支援に当たれるようになりました。

心のケアは、
治療ではないので、
1回カウンセリングをしたら、
問題行動がなくなるというわけにはいきません。

ですが、
お互いを大切にする関係を築きながら、
確実に、
お互いが嬉しいと感じる方向に、
向かっていけます。

Lさんの事例は、
そんな心のケアの素敵さを、
じっくりと教えてくれた出来事でした。






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プロフィール

handesapo

Author:handesapo
ハンデ♡サポは、ハンディキャップ・サポート・ネットワークの略で、
障がいを持つ方が、自分らしく、生き生きと暮らすために必要な、障がいを持つ方への心の援助の提供や、障がいを持つ方と関わっている方への対人援助技術の普及を行っています。
その活動によって、障がいを持つ方が大事な一人の人間として理解され、尊ばれ、大切にされる社会づくりを目指しています。

ハンデ♡サポでは、以下の4つの活動を行っていきます。

1、 障がいを持つ方のカウンセリング(心のケア)を行います。
2、 対人援助技術(心のケア)の普及活動を行います。
3、 療育事業(教育・能力向上)を行います。
4、 セラピー・教室などで趣味・生きがいつくりをめざします。

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