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心の理解6 ~私の対応が悪かった…?~

声をかけたら、急にパニックになった。

作業に誘ったら険しい顔をして、
怒りだした。


なんてこと、
障がいを持つ方へアプローチしたときに
出会ったことありませんか?

そんな時、
振り返って、

「この声のかけ方が悪かったのか・・」
「タイミングをもっと考えないと…」
「やっぱりカードを見せて誘わないと…」

などを考えるのではないでしょうか?

もちろんそれも正しいことだと思います。

でも、その一生懸命考えている内容は、
実は、ほんの一部分かもしれません。

unhappy_woman3.png

大分昔の話になりますが、
まだ私が、
障がい者施設に入社したての頃、
ある利用者さんのそばで、
話をしていました。

その利用者さんは、
体を動かせず、
言葉は「いや!はい!」程度しか話せない方でした。

『何とか仲良くならなくちゃ!』
という意気込みで、
あの話、この話をどんどん話しかけ、
どの位置に座ったらいいかを考え
ついには、
「目線を合わせなきゃ」と、
その方の横に寝そべって、
話してみたりしました。

すると、その方が、
すごい形相で怒り出しました。

「うぉ~」
と、大きな声で、
怒りの表現をしています。


何でこんなに怒らせてしまったのか…
私の行動のどこが悪かったのか?
話の内容が、気分を害したのか・・・



などと悩み、
プロセスレコードを書いてみたり、
ヒヤリハットを書いてみたり、
いろいろな角度から分析して考えました

それは、

「この方には、
この対応ならいい。
この対応はよくない。」

という、
マニュアル化というか、
パターン化した対応

望んでいたんだなと感じます。

確実なマニュアル化・パターン化ができれば、
失敗がなくなると思ってたんですね。


でも、
そんなうまくいかないですよね。


利用者さんは、
その時々に気分は変わるし、
相手によっても、
受け入れられる・無理があるし、
相手の表情や、周りの状況によっても、
いろいろと変わってきます。

つまり、心は、どんどん変化し、
一定ではないということですよね。


私もそうですし、
ほかの皆さんもそうだと思います。

今、パートナーの顔を見てニッコリしても、
こちらで子供の顔を見て、
イライラすることもあります(反対もよくありますが・・)。

それは、人間として当たり前のことなんです。

なのに、その時の私には、
そのあたりまえがピンとこずに、
一生懸命、
答えを探していました。

本当は、
少しづつ距離を近づけていき、
一つの話をした時の、
利用者さんの反応は見ては、
もう少し距離を縮めていくといった、
新しく知り合った人に対する行動と、
同じようにしたらいいだけだったのかなと思います。

新しく知り合った人から、
ガンガン話をされて、
その話についていこうと必死になっているところに、
急に横に寝転がられたら、
誰だって、頭に来ますよね~
「失礼だぞ~!」って。


障がいを持つ方と接するとき、
自分を責めて、
行動をマニュアル化・パターン化するよりも、

一つ相手にボールを投げて、
それが返ってくるのか、
ボールに気付かないのか、
それともボールを怖がっているのかなどなど、
相手の反応を見る。


そんな普通のことを、
普通にやっていきたいなと
実感した、出来事でした。


           


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NPO法人Cheri(シェリィ)は、支援が必要な高齢者や障がい者の方々が、生き生きと自分らし生活が送れるように、個人の尊厳と心を尊重した福祉サービスの提供や心の支援を行います。

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