FC2ブログ

障がい児の心のケア3 ~コミュニケーションの話 その1~

前回の障がい児の心のケア2では、
泣くということ、
そしてそれを
受け取ってもらうことの大切さを、
書きました。

障がいを持つ子供は、
にハンディがあるわけでなく、
自己表現にハンディを持っているため、
泣くべきところでうまく泣けない、
そのため、
本来お母さんや周囲の人に
受け取ってもらえるべき機会を、
逃してしまうことが多いんです。


という話もしました。


今日は、そんな
自己表現にハンディのある子供の
コミュニケーションについて
少しお話しします。


自己表現にハンディがあるというのは、
障害そのものからくる事が多いです。



言葉を話せない。
言葉は話せても、
コミュニケーションとして使うのは難しい。
言葉を話そうとしても、
脳からの口までの、
伝達がうまくいかない・・・




加えて、
伝えたいことがあるのに、
ジェスチャーや非言語(表情・視線など)でも、
表現が難しい子供がいます。


おまけに、
本当はこのことが言いたかったはずなのに、
伝えられない
もどかしさやイライラで、
頭の中が混乱してしまい、
どうしていいのかわからなくなることも多々あります。


もう一つ言うと、
頭が混乱すると、
次は自分ではやりたくない行動を
してしまうことがあります。
つまり、
心が体を
コントロールできなくなってしまうのです。


等々、
コミュニケーションが苦手な子供は、
生まれつきの障がいのため、
コミュニケーションに、
たくさんの困難を抱えていることが多いです。


このように、
コミュニケーションが苦手な子供には、
絵カードや、
マカトンサイン、
補助代替コミュニケーション( AAC)などの、
コミュニケーションツールを
用いる場合があります。

これはとっても有効で、
自分の欲求を伝えるためには、
もってこいのツールだと思います。

また、私の息子にも用いていましたが、
必要不可欠なものだなと、
感じています。


ただ、もう一つ上を行くなら、
これプラス、
気持ちや心を伝えられ、
感情部分のコミュニケーションが取れたら、
もっと充実した生き方ができるのではないかと、
思っています。


       


たとえば、こんな風に
気持ちを分かってもらって、
とてもよかった例があります。


ある男の子は、
お母さんと公園に行っても、
どこにお出かけしても、
ちょっとした隙に、
すぐにどこかに行ってしまいます。




40420549_35W.jpg



お母さんはいつも気を付けているのですが、
あまりの素早さに、
対応がついていきません。

あるとき、
いつも行く公園に出かけました。
案の定、姿が見えなくなりました。
いつもなら、この辺にいるだろうというところを探しても、
子供の姿は見当たりません。

公園中くまなく探しても、
見当たらず、
困ったお母さんは、
近所の交番に走っていきました。

すると、そこに捜していた子供がいました。

普通なら、
全然知らないおまわりさんに抱かれて、
とっても不安で怖いだろと思うのですが、
その子は、
無表情で、
おとなしく抱かれています。


おまわりさんにお礼を言い、
連れて帰ると、
なんだかイライラして、
ぐずぐず言っています。

お母さんは、
『やっぱり、
さすがのこの子も怖かったんだろうな…』
と思い、
「怖かったよね。不安だったでしょ?」
と聞くと、ますますぐずぐず言います。

『なんだか伝えたそうにしているよね…』
と、
「お腹すいてたの?」
「ママに会いたかったの?」
と、
いろいろ聞いてみても、
なんだかしっくりきません。

ちょっと困って、
「なんだかうまくいかないね~」
と、呟いてみると、
その子供が、
じっとお母さんの顔を見ました。

『あれ?もしかして…』

もう一度、
「うまくいかないね~」と
行って見ると、
やっぱりじっと顔を見ています。

「そうなんだ。
うまくいかないな~って、
思って、むしゃくしゃしていたの?」

とお母さんが言うと、
その子は、にこっと笑って、
何もなかったように、
向こうへ行きました。

いつの間にか、
ぐずぐず言っていたのは、
すっかり治っていました。

こんな風に、
気持ちをわかってもらい、
共感してもらうと、
気分が晴れ晴れとすることがあるんですね。




お試し企画・心のケアワークショップ ~職員対象~


お試し企画・心のケアワークショップ ~ご家族対象~

ハンデ♡サポホームページ


banner.png

スポンサーサイト



テーマ : メンタルヘルス・心理学
ジャンル : 心と身体

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

NPO法人Cheri

Author:NPO法人Cheri
NPO法人Cheri(シェリィ)は、支援が必要な高齢者や障がい者の方々が、生き生きと自分らし生活が送れるように、個人の尊厳と心を尊重した福祉サービスの提供や心の支援を行います。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR