FC2ブログ

心の理解9  ~心の葛藤・実際の事例~

前回は、
心の中にある【大人心】と、
それを弱らせてしまう、
とげとげ君ザクザク君
いるという話を書きました。



ある施設に入っているKさんは、
仕事になると、
物を投げたり、
職員に引っ付いてきたり、
ほかの方の物をとってみたりと、
どう見ても、「仕事がいや?」
という風にしか見えません。


職員で、
「仕事をこっちに変えて見たら。」

「この補助具を使ってみたら。」

「終わりがわかるように、
構造化してみたら。」

「達成感が味わえるように、
表とシールを使ってみたら。」


などと、
頭を悩ませながら、
あの手、
この手を試してみます。


試しだした最初だけ、
ちょっと嬉しそうにしていますが、
すぐに、
もとの状態に戻ります。


「どうしよう~」

「Kさんには、仕事は無理なのかな~」

「仕事が嫌いなのかな~」

「遊びたいんじゃないの?」


職員は、すっかりKさんには、
仕事は無理ということに
なってしまいました。


だけど、仕事なので、
なんかやってもらわないと・・・

じゃあ、Kさんに直接聞いて見ようと、

カウンセリングの時間を
持つことにしました。




カウンセリングを始めるなり、
Kさんは、
たくさんの感情を出されました。


ほかの利用者さんのこと、
家のこと、
もっと、職員と仲良くしたいこと、
本当は、おねえちゃんらしく、
仕事をしたいのに、
ちゃんとできないこと、
等々・・・・




Kさんは、
たくさんの気持ちが、
心の中で渦まいて、
困っていたんですね。



たくさんの、
苦しみや否定的な気持ち、
加えて、さぼりたい気持ちもあったと思います。


そんな気持ち達は、
Kさんの【大人心】を、
すっかり後ろの方へ、
追いやってたんです。


でも、その否定的な気持ちの発散をしていくうちに、

本当は、立派な大人として
振る舞いたい
【大人心】 が、
前面に出てきました。


カウンセリングも終わりに近いころ、
筆談援助を用いて、
Kさんの気持ちを聞いたとき、

『頑張って仕事をしたい。
うまくできないときは、
横に来て手伝って。
きっと、頑張れるから』



と、
伝えてこられました。


Kさんの、
【大人心】を見せてもらった時、

目の前に見えている、

「kさんには、仕事は無理なのかな~」

「仕事が嫌いなのかな~」

「遊びたいんじゃないの?」


と思ってしまった自分が、
恥ずかしくなりました。


Kさんの本来の姿は、
この 【大人心】 が、
しっかりと見え、
「頑張りたい」という
立派な物なのに、
つい、見せかけの行動に振り回せれていたようです。


カウンセリングの後、
Kさんは、
「早く仕事持ってきてよ」
とばかりに、
仕事場の椅子に、
背筋を伸ばして凛々しく座り、
私たちを見ていました。


img030.jpg






  ハンデ♡サポホームページ

  お試し企画 心のケアワークショップ 施設職員対象

  お試し企画 心のケアワークショップ 家族対象

  心のケアファーストステップ


お問い合わせは、 boti-boti-ikoka@happy.zaq.jpにメールをいただくか、
ホームページ内、”お問い合わせ”フォーム で、ご連絡ください。
お気軽にどうぞ!



スポンサーサイト



テーマ : メンタルヘルス・心理学
ジャンル : 心と身体

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

NPO法人Cheri

Author:NPO法人Cheri
NPO法人Cheri(シェリィ)は、支援が必要な高齢者や障がい者の方々が、生き生きと自分らし生活が送れるように、個人の尊厳と心を尊重した福祉サービスの提供や心の支援を行います。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR