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ハートタッチワークショップ5回コース ご紹介その3

前回に引き続き、
ハートタッチワークショップ
ご紹介をします


ハートタッチワークショップ って何か・・
というと

簡単に言うと

知的に障害のある方との
かかわり・やりとりを、
上手にするための
対人援助技術心のケア
仲間と共に学ぶ場です。

                 


私たちは、
常日頃から、
いろいろな人とやり取りをしていますね。

子どもやパートナー、
親類、
近所の人、
お友達、
職場の人…

たくさんの人とかかわって、
生きています。

ですが、
もし目の前に、
いる人の気持ちが
わからなかったら
また、
なぜそんな行動をするのかと
理解できない場合
どうやってその人と接していいのか
悩んでしまいませんか?

知的障害を持つ方と
かかわっている支援者や、
家族の方は、
特にそういった経験をお持ちの方が
多いのでないでしょうか?


ハートタッチワークショップ では、
そういった、
知的に障害を持つ方の行動と
その行動を起こす
心の中に近づき、
どんなふうにやり取りをしていったらいいのかを、
体験しながら、
考えていきます。


                 


ワークショップの一回目に
参加者の方から出た事例です。

Fさんのお子さんは(現在はもう成人されています)、
小さいころ、
「マンマン」という発語しか出せませんでした。

おなかがすいては「マンマン」
眠くなっては「マンマン」
悲しくては「マンマン」
腹が立っては「マンマン」
お母さんといいたいときは「マンマン」


もちろん「マンマン」
ニュアンスは違いますが、
保育園では、
彼が「マンマン」というたびに、

「おなかすいたの?」
「ご飯はまだよ」

という言葉がけばかりだったということでした。

Fさんは、
こういう内容の話をしてくださいました。


ワークショップでは、

「この時のFさんの子どもさんは、
どんな気持ちだったんだろう・・」

という話題になりました。

それなら実際に彼の気持ちを体験してみようと、
「マンマンワーク」
というものをしてみました。

体験者と支援者の二人一組になり、
体験者にはお題を出します。

「お母さんが病気で心配という気持ちを、
マンマンという言葉だけで
支援者に伝えてください」


体験者は、
支援者に、一生懸命
「マンマン、マンマン」と
話をします。

支援者は
体験者の訴えを一生懸命聞こうとしますが、
何を言っているのかわかりません。

「おなかすいたのね、もうちょっと待ってね」
という風に、
支援者が思い浮かぶことを一生懸命返しますが、
しばらくすると、
体験者の顔が悲しげに変わってきます。


ワークが終わって、
今の気持ちをお互いシェアすると、

「すごく切なくなった。」
「一生懸命聞いてくれてるのに、伝わらなくて、
申し訳なくなった」
「あきらめて、もうどうでもよくなってきた。」
「わかろうと関わってもらうことの心地よさを感じた。」
「わからないから、放置するのではなく、
わかろうとしてくれることが嬉しかった」



などなど、
たくさんの気持ちを
シェアしました。


その人の立場で、
実際に経験してみると、
びっくりするくらい
いろいろな感情に出会うことがあります。

それはそれぞれの人が違いますが、
それをまたお互いで共有していくと、
何か見えてくることがあります。

障害を持つ方の支援方法に、
「これが唯一の正解」
というものはありません。

ですが、
その人の気持ちを少しでも理解し、
心に近づくことによって、
考えられる支援の幅が広がってきます。

「マンマンワーク」をして、
その幅の広がりを、
感じたような気がしました。


                 


次回も、
ハートタッチワークショップの内容を、ご紹介します。



  NPO法人Cheri ホームページ  

 2017年度ハートタッチワークショップ5日コース  



無題

テーマ : メンタルヘルス・心理学
ジャンル : 心と身体

ハートタッチワークショップ5回コース ご紹介その2

前回に引き続き、
ハートタッチワークショップ
ご紹介をします

知的に障がいのある方は、
時に、
急に突然怒り出したり、
暴れたり、
人を叩いたり、
自傷したり・・・

と、支援者にとって、
困ったな…どうしよう…
と感じる行動をとってしまう方がいます。


知的に障がいのある方の
こういった
 派手な行動 には、
実は、彼らの切実な気持ち
隠れているのですと、
前回お話ししました。

その彼らの切実な気持ちを、
少しご紹介してみます


                 


Sさんは、30歳を超えた成人の男性で、
日中は、障がい者の福祉施設に
お仕事に行かれています。

Sさんは、以前から
自分の好きな本や、
パンフレット、
勉強のドリルなどを、
持ち運ぶことが多かったのですが、
ここ、数か月で、
その持っていく量がとても増えた、
というお話を聞きました。

見てみると、
本当にすごい量の紙の山を、
カバンに入れて持ち運びしています。

お母さんや施設の人の働きかけでも、
なかなかその量は減りません。
それどころか、
ますます、
紙の山の高さが増えていきます。

「人に迷惑をかけないからいいか…」
「このドリルが好きで、持って行ったら落ち着くからいいか…」

と、
大目に見れる量ではなくなってきました。

そこで、
特別な時間を取って、
Sさんのカウンセリングを行いました。

施設で起きている様々なことや、
Sさんが困っていると思われることを、
心を代弁したり、
共感したり、
身体でお話をしたり、
筆談援助を使ってみたりと、
様々な技法を使って、
彼と心をつないでいきます。


その中で、
「お母さん」
というキーワードにSさんが
とても反応しました。


お母さんに心当たりがあるか尋ねてみると、
実はお母さんは、
そろそろSさんに自立してほしいと思い、
今まで手伝ってきたことを、
自分でさせるようにしているため、
最近かかわりが少なくなったということを聞きました。

Sさんは、
とても悲しそうにしています。

Sさんの悲しい気持ち
それと、
でも大人になって
お母さんに頼らずに自分で頑張りたい気持ち、
でもうまくいかなくてもどかしい気持ち、
そんないろいろな気持ちに
共感
慰め
励まし
彼を応援しました。

Sさんは、カウンセリング終了後、
とてもすがすがしい表情でした。


後日、Sさんの様子を聞くと、
あれほど頑なに持って行っていた紙の山を、
カウンセリングの翌日から、
持っていなくてもいいようになったとのことでした。


                 


 派手な行動 

(=Sさんで言えば、紙の山を持っていくこと)

の奥には、実は、切実な気持ち

(=Sさんで言えば親離れへの葛藤)

があるのです。

ですが、
言葉を話すことが難しい方、
上手に気持ちを伝えられない方、
は、
生まれた時から人に
気持ちを伝えられないばかりか、
その派手な行動のために、
誤解されることが多いため、
人に気持ちを伝えることを諦めたり、
どうせ僕なんて…と、
自暴自棄になっている方が多くみられます。


ハートタッチワークショップで伝える
心のケアは、
障がいのある人の派手な行動表現に惑わされずに、
その行動に走らせている心に接近していきます。

相手の気持ちがわかり、
お互いの心が通い合うとき、
障害を持つ方はもちろん、
支援する人も、
とても心が近くなり、
日常のやり取りが
楽しくなっていきます。


次回は、
その心のケアを伝える
ハートタッチワークショップの内容を、ご紹介します。


  NPO法人Cheri ホームページ  

 2017年度ハートタッチワークショップ5日コース  



無題









テーマ : メンタルヘルス・心理学
ジャンル : 心と身体

ハートタッチワークショップ5回コース ご紹介その1

第3回目の開催を迎えた
ハンデサポの
ハートタッチワークショップ 、が、
9月25日に始まりました。

今回より、
5回コースとなり、
毎月1回で5か月間
同じ仲間で共に学びを深めていくこととなりました。


CIMG4295.jpg


障害を持つ方への
支援方法を学びたいという
共通の思いを持った方々の集まりです。


皆様、熱意・情熱・悩みなど
いろいろな気持ちがありますが、
お互いに共感できるものがたくさんあり、
とてもいい雰囲気の中、
ワークショップを進めることができました。


第一回目は

『問題行動と心のからくりを理解する』

というテーマでした。

                 


知的に障害を持つ方の支援をされている方に、

「一番困るのは何?」

と聞くと、

「何もしないのに突然怒り出す、
暴れる、
人をたたく、
噛む、
動き回ってじっとできない、
自傷する、
物を壊す、
何度も同じことを聞いてくる」

等々、たくさんの困ったことを聞きます。

こんなとき、
どうやってその方の支援をしたらいいのか、
わからなくなってしまいますね。

また、時には、
支援をすることに自信がなくなったり、
仕事が面白くなくて、
ただ大変だとしか
感じれなくなってしまうことも
あるのではないでしょうか?


知的に障がいのある方の
とても
 派手な行動 には、
実は、彼らの切実な気持ちが隠れているのです。


次回のブログでは、 
その切実な気持ちについて、
お話します



  NPO法人Cheri ホームページ  

 2017年度ハートタッチワークショップ5日コース  
(会場の都合により日程を変更する場合があります)
  第1回目  2月26日(日曜日)  『問題行動と心のからくりを理解する』     
  第2回目  3月26日(日曜日) 『心の援助技術を身につけよう』
  第3回目  4月23日(日曜日)  『カウンセリングから心の援助を学ぶ』
  第4回目  5月28日(日曜日) 『カウンセリングの振り返りから心を学ぶ』
  第5回目  6月25日(日曜日)  『現場の取り組み、支援者の心のケア』

テーマ : メンタルヘルス・心理学
ジャンル : 心と身体

成年後見人実用勉強会 ご案内 

「障害を持つお子様の将来のために」
「障害を持つご利用者様のために」


ぜひ、成年後見人の良いところ、
気を付けなくてはいけないところ、
どうやったら被後見人の幸せにつながるのか、
等々を知ってください。

seinennkouken2.jpg


お申し込みは、こちらまで
→ 申込フォーム


  NPO法人Cheri ホームページ  


 今後の成年後見人勉強会開催予定

10月7日(金曜日)
   ~障がい者関係対象 成年後見人勉強会~
     13時~15時  ユトリート東大阪

 11月11日(金曜日)
    13時~15時  ユトリート東大阪

 12月9日(金曜日)
    13時~15時  ユトリート東大阪

テーマ : 介護
ジャンル : 福祉・ボランティア

兵庫県手をつなぐ育成会の特別講演会 ~障がいを持つ方の心のケア勉強会~ご案内

兵庫県手をつなぐ育成会より、
勉強会のお知らせが届きましたので、
ご紹介します。

              


兵庫県手をつなぐ育成会にて
心のケアの勉強会が行われます。

障がいのある人と
普段どのように関わっていけばいいのか、
どうしてそんな行動をするのかなど
支援にお困りになられておられる
支援員の方や親御さん
是非参加して頂き、
利用者さん、子供さんの気持ちと
繋がってみませんか。
心のからくりが理解できると
支援が楽しくなりますよ。

この講演会は勉強したい方の為に開かれています。
地域、職種は問いませんのでどなたでも参加出来ます。



■兵庫県手をつなぐ育成会の特別講演会■ 

日時 : 9月26日(月)10時30分~15時30分
場所 : 兵庫県福祉センター 1階多目的ホール
講師 : 七野友子
参加費 : 無料
申込み : Fax 078-242-4069(兵庫県手をつなぐ育成会)
    氏名
    住所(市町村名)
    職種(sisetusyokuinn,hahaoyanado)
をご記入いただき、Faxしてください。
 


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  NPO法人Cheri ホームページ  

   ハートタッチ・ワークショップ ・5日コース
        ~障がい者対人援助技法~
  
第1回目 9月25日  『問題行動と心のからくりを理解する』     
第2回目 10月30日 『心の援助技術を身につけよう』
第3回目 11月27日  『カウンセリングから心の援助を学ぶ』
第4回目 12月18日 『カウンセリングの振り返りから心を学ぶ』
第5回目 1月22日 『現場の取り組み、支援者の心のケア』

 成年後見人勉強会開催予定

10月7日(金曜日)
   ~障がい者関係対象 成年後見人勉強会~
     13時~15時  ユトリート東大阪
 11月11日(金曜日)
    13時~15時  ユトリート東大阪
 12月9日(金曜日)
    13時~15時  ユトリート東大阪
   勉強会参加費  無料
   お申込み メールでの申し込み  boti-boti-ikoka@happy.zaq.jp
    (ホームページの問い合わせフォームからもできます)




テーマ : メンタルヘルス・心理学
ジャンル : 心と身体

プロフィール

NPO法人Cheri

Author:NPO法人Cheri
NPO法人Cheri(シェリィ)は、支援が必要な高齢者や障がい者の方々が、生き生きと自分らし生活が送れるように、個人の尊厳と心を尊重した福祉サービスの提供や心の支援を行います。

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